マンモグラフィーで見つからない「乳がん」は「高濃度乳房」の可能性あり!
今日は、少し「乳がん」についてお話いたします。
先日、小林麻央ちゃんが「乳がん」で亡くなりました。34歳という若い年齢でこの世を去り、とっても悲しい結果となりました。
この「乳がん」は、「がん」の中でももってもやっかいなのです。
私の施術院にも、「乳がん」を患い、摘出手術を行い、病院にかかっている方が来られます。
再発率が高く、とにかく気を付けなくてはいけない疾患の一つです。
女性の皆様は、定期的にマンモグラフィーを受診されていると思います。
しかしながら、このマンモグラフィーが完全ではない!という事実を知ってて下さい。
女性の約4割に当たる方が、この
「高濃度乳房」
というものになっているそうです。
乳腺が普通の人よりも多い人のことをいいます。
マンモグラフィーでは、この「高濃度乳房」は白く写り、小さなガンを見つにくい!!
という事実なのです。
出典:http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/170629/4.html
この図のように、左側の図は、一般的な乳腺密度です。右側が「高濃度乳腺」の方の画像です。
このように高密度になることで、画像が白っぽく写り、小さなガンが見つけにくいのです。
しかし、マンモグラフィーを受診することで、自分が「高濃度乳腺」であるかどうかを知ることができます。
実際に、受診機関の先生に、このことを聞いてみて下さい。
現段階では、こちらから聞かない限り、先生のほうからは言ってくれてない可能性が高いです。
では、もしも、自分が「高濃度乳腺」であれば、次はどうすればいいのでしょうか?
答えは、
「高濃度乳房」の方は、超音波で検査を受けるのが良いです。
福田護さん(乳腺外科医・聖マリアンナ医科大学ブレスト&イメージングセンター院長)によると、
現在において、「高濃度乳房」における、超音波による小さなガンの発見はとても技術のいる作業であり、これに長けた技術者が日本においては、まだまだ少ない!とのことです。
なので、医療機関をよくよく調べた上で、腕のよい超音波技師に診てもらうのが「乳がんの早期発見」に繋がります。
「高濃度乳房」の方は、通常の方より乳腺が多いため、やはり「乳がん」にかかる率が多少高いそうなのです。
早期発見に向けて、皆様が対処していければ、幸いです。
ちなみに、超音波検診にかかる費用は、自費の場合、数千円から一万円前後の間だそうです。
まずは、マンモグラフィーで「高濃度乳房」と診断された時は、紹介状をもらってから、超音波検診を受けて見て下さい。そうすることで、保険適用になるケースもあるそうです。